お釈迦様と日本の仏教
「お釈迦様と日本の仏教」
『南無南無』
小さな子供が椛のような手をあわせ、お仏壇のまえにちょこんと座り南無南無とつぶやく。
お墓のまえでも南無南無とつぶやいている。
そして、こちらを振り向く顔には笑顔と幸せがあふれています。

日本の仏教には
2つの目的があります
この目的を達成するための
3つの大切な行事とは

1.葬送の儀式

冥土に向かう旅(冥途の旅)に出かける死者の魂を、平穏に送り出す儀式です。その儀式では戒名を授け引導を渡します。葬送の儀式に参列するのは、故人の冥福を祈り成仏祈願をするためです。

2.追善供養

冥土も様々で天界もあれば地獄もあります。しかしどの世界に行っても生老病死の苦から逃れることはできません。追善供養を行うのはこのような世界から救済し成仏させるために行います。

3.造塔供養

仏と成った(成仏した)魂は生老病死の苦のない浄土に往生できます。浄土もお釈迦様の創った浄土、阿弥陀様の創った浄土など沢山の浄土があり成仏した魂が望む浄土を選べるようにお墓を作ります。